あいぼりー105号
13/24

京王沿線1つの競技で、スイム・バイク・ランという3つの種目を連続して行い、ゴールを目指すトライアスロン。この過酷な競技で、次代の日本代表を牽引する若きエースが高橋侑子さんだ。トライアスロンが趣味だという父親に、幼いころから手ほどきを受けていた高橋さん。高校時代に本格的にトライアスロンを始めると、めきめきと実力をつけ、ジュニアカテゴリーで日本代表に選ばれるまでになった。その急成長の秘訣は、レースを“楽しむこと”にあるという。 「トライアスロンは、毎回、コースや気候が全然違うんです。どのレースにも発見があり、“新しい自分”に会えるのが、楽しいですね」法政大学時代も日本学生選手権で4度優勝し、世界大会でも優秀な成績を収めた。順風満帆に見える競技歴の中で、大きな挫折を味わったのが、2016年の日本代表の落選。しかし、高橋さんはそれすらも、自らの成長のきっかけと捉えた。 「ショックでしたが、それよりも、もっと実力をつけたいという想いが強く、落選後はたくさんレースに出場しました。深く落ち込んでいる暇なんてなかったですね(笑)」すぐに照準を切り替え、8月にスイスで行われた世界大学選手権で優勝を勝ち取った高橋さん。現在は、アメリカのサンディエゴを拠点に、世界中のレースに出場している。レースで日本に来たとき、高橋さんの地元・仙川で古くからの友人に会うことがなによりの気分転換だそう。 「桐朋小学校から法政大学まで16年間も通ったので、仙川駅周辺は私の学生時代の象徴です。懐かしさに浸って元気をもらっています」高橋さんの次なる目標は、やはり“2020年”だ。「日本の女子選手は十分メダルを狙えます。私はレースをリードし、主導権を握れるような“強さ”を持った選手を目指して、もっともっと成長していきたいです」撮影:桐朋女子中学校・高等学校(仙川)13ivory 2017 November

元のページ  ../index.html#13

このブックを見る